理学療法士いわっちの腰痛大戦争ブログ

理学療法士4年目、腰痛根絶を目指してます。 ブログを通じて、腰痛についての知識を広め、腰痛で悩んでいる人を少しでも多く減らすことが目標です。 自分にできることをコツコツと!

腰痛と心理社会的要因

こんにちは。

 

今回はタイトルの通り、腰痛と心理社会的要因の関係性について書いていきたいと思います。

 

その前に、

 

“病は気から”

 

ということわざはみなさん御存じですよね。

 

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医学的には

 

プラセボ効果 プラシーボ効果

 

などと言われます。

 

日本語訳すると

 

“偽薬”

 

です。

 

すごく簡単に言うと、

 

効果の無い偽物の薬を飲ませても、よくなる人がいる

 

ということです。

医療従事者でない人でもこの言葉を知っている人も少なくないと思います。

 

プラセボとは、薬だけではなく、他の治療手段でも本物の治療のように見せることを指します。

 

 病は気から

 

やはり大事です。

 

さて本題に移ります。

 

・心理社会的要因の影響

 

腰痛の慢性化には心理社会的要因が関与しているとされる報告はたくさんあるようです。

 

例えば、

痛みに対する不安や恐怖が痛みを慢性化させてしまう。

感情的な悩みが1年後の疼痛に大きく関与している。

慢性腰痛の人では、急性腰痛の人と比べて、仕事への恐怖や回避する気持ちが大きく関与している。

うつ病は慢性腰痛の危険因子である可能性が高い。

 

などの報告があるようです。

 

 

 

さて、お得意のざっくり解説をすると、

 

 

悩み不安を抱えている人のほうが、痛みを治りにくくさせている

 

 

こんな感じですね。

 

患者さんでよくあるのが、

 

「普段はいっつも痛いのに、病院に来て先生と話していたら痛みが軽くなったわ」

 

こんな人が年齢問わず、多くいます。

 

実際には、何が起きているかはわかりません。

 

病院に来て、姿勢を普段よりシャキッとしているから軽くなるのか。

話をすることで安心して軽くなるのか。

 

それはわかりません。

 

しかし、

上で述べたように、心理面の影響が痛みに作用してしまうことは多くあるようです。

 

悩みすぎて、ほんとは痛みがないのを感じてしまっている人もいます。

悩みすぎて、1の痛みを10、100と敏感に大きく感じてしまう人もいます。

 

逆に、相当痛いはずなのになぜかめちゃくちゃ明るい強者もいます。笑

 

私自身、

風邪かな?って思って体がだるーくなり、体温測ったら平熱で安心して元気になる

みたいな性格ではあります、、。

 

皆さんはいかがですか?

 

腰痛に限らずですが、やはり一番大事なのは身体機能面での健康もそうですが、

 

精神的に健康

 

であることも大切であると思います。

 

 

痛みで悩んでいる方は多くいます。

 

なんとなくで、これを読んでくれている人がほとんど、と思います。

 

自分のことでなくても、知り合いなど周りで悩んでいる人がいたら、手を差し伸べてあげてください。

どうしたらいいかわからなければ、私でもいいので、ご連絡ください。

 

理学療法士として、人として、まずは悩みを取り除いてあげられる人間になりたいと思います。

 

慢性痛に関しては今週末に

 

疼痛ゼロの日2017リハビリシンポジウム

 

に参加してきますので、その感想かねてまたまとめたいと思います。

 

 では!